彼女はしばらく黙ったままでした・・・
周りには相変わらずの100人以上のギャラリー・・・
にもかかわらず凄く静かでした・・・
僕も含めみんなで彼女の発する言葉を待っていました・・・
そして・・・
彼女「なんて答えていいか分からないんですけど・・・」
僕「・・・。」
彼女「OOさんの事よく知らないですし・・・」
僕「はい・・・」
彼女「なので・・・」
僕は断られると思いとっさに・・・
僕「あの・・・」
彼女「はい・・・」
僕「突然付き合って欲しいとか困りますよね・・・」
彼女「ごめんなさい・・・」
僕「なので、とりあえず僕の事も知ってもらいたいし・・・」
僕「友達からって事でお願いできないかな・・・」
彼女「・・・」
僕「今すぐ返事とかはいいんで・・・」
僕「一週間考えてみて・・・」
彼女「はい・・・」
僕「じゃあ一週間後、返事よろしく・・・」
彼女「うん、わかりました・・・」
僕「本当に今日は有難う・・・」
僕「部活中に呼び出したりしてごめんね・・・」
彼女「いえ、大丈夫ですから・・・」
僕「じゃあ・・・、また・・・」
彼女「はい、また・・・」
そして彼女は部活に戻って行きました・・・
それに引きつられるようにギャラリー達も・・・
あのまま行ったら振られるのは目に見えてましたから・・・
とりあえず僕は首の皮一枚残して彼女の返事を待つ事になりました・・・
つづく